
犬の健康
「食糞」のお悩みと犬の菌活
愛犬のお悩みランキングの中でも毎年上位にランクインする「食糞」のお悩み。
その原因の一つは、口内・腸内をはじめとした犬の体内の菌のバランスの乱れの可能性があります。
子犬は母犬から教わった行動を学習し、食糞をしますが、成長に従って食べなくなる子が多いです。
ヒトには同様の習性がないので、飼い主さんは食糞の行動にびっくりしてしまいますが、実は食糞という行動自体は、犬の習性の一つであり、そんなに驚くことではないのです。
犬の祖先といわれるオオカミは牛や馬などの草食動物の糞を食べることで、不足している栄養成分を補っていました。
糞を食べるという行動は、ヒトの感覚では理解し難いものではありますが、厳しい世界を生き抜く動物の習性からすれば、普通のことであることを理解してあげる必要があります。
しかし、犬の中には、大人になってもなかなか食糞を止めない子がいます。
どうして食糞をやめてくれないのでしょう?
犬が大人になっても食糞をやめてくれない原因は大きく分けて3つあります。
①好奇心から食べてしまう
糞を好奇心から食べてしまい、次第に糞を食べることが退屈な時の遊びの一環になってしまっている犬がいます。
また、糞を食べた犬を見つけた飼い主さんの反応を「かまってくれている」と思い、かまって欲しさからコミュニケーションを求める行動の一環として食糞をしてしまう犬もいます。こういった犬に対しては、糞をしているところを見つけたら食糞をする前にすぐに片付けること、食糞をしているところを見つけても怒ったり、大袈裟に反応しないことが大切です。
②食事の代わりに食べてしまう
犬に与える食事の量は適切でしょうか。お腹が空いてしまい食糞をしてしまっているのかもしれません。
または、食事の与え過ぎで、未消化の糞を犬が食べ直してしまっているの可能性もあります。
今一度、犬に与える食事の量を見直してみることで食糞をやめさせることができるかもしれません。
③体内の菌のバランスが乱れている
犬の口内・腸内をはじめとした体内の菌のバランスが乱れていると、栄養が充分に取れないため、不足している栄養素を補うために食糞をして、体調を整えようとしている可能性があります。
こういった犬に対しては、犬の腸内環境、体内の菌のバランスを整える必要があります。
しかし、ヒトと比べて、ヨーグルトやチーズなど乳酸菌を含む食品を食べる機会の少ない犬は、食品によって体内の菌のバランスを整えることが難しい場合があります。
食糞の予防に、犬の「菌活」をはじめてみませんか。
腸活・菌活(バクテリアセラピ)ーとは?
「バクテリアセラピー」(学術名: Bacterio-therapy)とは、体内の菌のバランスを整えることにより、病気の治療や予防を行うという医療技術です。
乳酸菌を摂り入れることで健康を目指す活動「腸活」や「菌活」という言葉で一般的に浸透しています。
優れた乳酸菌、善玉菌(プロバイオティクス)によって、体内に存在する善玉菌と悪玉菌のバランスをコントロールする世界最先端の予防医療技術として注目を集め始めています。
プロバイオティクスに加え、善玉菌のエサとなる食物繊維など(プレバイオティクス)を食事の中に摂り入れることで、一層効果が高まります。
「チェスくんのはみがき」には、腸内環境や体内の菌のバランスを整える生きた乳酸菌「L.ロイテリ菌(DSM17938、ATCC PTA 5289)」が配合されています。
いつも与えている水やドッグフードに5滴垂らしたり、直接舐めさせることで、愛犬の腸内・体内の菌のバランスを整える効果があります。
「チェスくんのはみがき」で愛犬の腸内環境を整え、食糞を予防し、安心してスキンシップを楽しみましょう。
プロバイオティクスとは?
生きて腸まで届く優れた微生物(善玉菌)のことで、乳酸菌であるロイテリ菌やビフィズス菌などが該当します。
プレバイオティクスとは?
善玉菌のエサとなる成分で、プロバイオティクスの働きを助けます。
オリゴ糖類や食物繊維などが該当します。